いま、ジュエリーの世界では
どこから来て、誰の手を通って、ここにあるのか、という背景が大切にされるようになってきました。
ゴールドや宝石は、地球からの贈りものです。でも、その採掘の裏側には、自然を傷つけることや、健康を脅かす過酷な労働があるという現実もあります、現代においてとても深刻な課題となっています。
そうしたことを見過ごさず、環境にも人にもやさしい作り方を選ぶ動きが、ニューヨークをはじめ世界のさまざまな地域で広がっています。
エシカルジュエリーは、単なる流行ではなく、より良い未来に向けて進んでいくための価値観だと考えられています。
国連が掲げるSDGsが目指すように、地球の資源や人の尊厳を守ることは、今や世界共通の課題です。
自然を無理に壊さないこと
働く人が安心して健康に暮らせること
素材の流れが透明であること
こうした姿勢が、ジュエリーを単なる装飾品ではなく、人と自然が共に生きる未来へつなぐ象徴に変えていきます。
ジュエリーは、想いを映すもの。
だからその背景にも、美しさがあることを大切にしたいと考えています。
地球の奥深くで長い時間をかけて生まれた天然石や金属。
その素材に、人の手がゆっくりと触れて、磨き、形にしていく。
その過程には、祈りのような静かなリズムが流れています。
地球を傷つけないこと
誰かの痛みの上に美しさをつくらないこと
手にした人の未来にそっと寄り添うこと
私たちは、そのひとつひとつを「希望のかけら」と呼んでいます。
2013年、私たちは日本で初めて
フェアマインド認証ゴールドの使用を認められました。
それは華やかではないかもしれませんが、確かに続けていきたい声でした。
世界は、大きな変化だけで変わるのではなく、日々の小さな選択の積み重ねによって、少しずつ変わっていくのだと思います。
ジュエリーを選ぶことは、未来を選ぶこと。
小さな光が日々に寄り添うように、
静かな選択が、やさしい未来へつながっていきますように。
R ethical Founder
Mari Hoshi