たったひとつの光を、静かに手元に添えるように。
今回お作りしたのは、1カラットのダイヤモンドをすっきりとした プラチナで受けとめたリングです。
爪の数は、正統派の6本爪。
飾りすぎない、長く寄り添うためのかたち。指にのせたとき、石だけがすっと浮かび上がって見えます。
今回は、ダイヤモンドのクラリティを少し落とすことで、そのぶん、カラットをしっかりと優先しました。完璧であることよりも、手元に宿る「存在感」と「豊かな光」を選んだかたちです。
透明度にはわずかな個性があるけれど、光を受けたときの広がりと深さは、やはり1カラットならではのもの。
ゆっくりと指元に視線が戻ってくるような、落ち着いた美しさをまとっています。
日常の中で、ふと目にするたび、小さなご褒美のように心を整えてくれるリング。
どうぞお幸せに。